時計を作ろう

■　露呈した課題

前述の半自動歩度測定システムと簡易恒温槽環境で測定を続けてきたところ、継続する労力があまりに甚大な る事を思い知りました。タイムラプスビデオカメラの撮影した画像から偏差を読み取りPCに手入力する労力があ まりに過重だったのです。正直疲れ果てました。

また、簡易恒温槽方式での環境温度可変はヒーターに通電する際、振子竿に電磁誘導が発生し、振子周期に影 響が出ているようで、測定データにノイズらしきものを感じました。

いろいろ問題が発生しました。かなり抜本的な対策を考えなければなりません。

測定系に関してはデータ入力の(準)自動化を図ること、簡易恒温槽に関してはこれを廃止し、測定データの重回 帰分析により温度・気圧・湿度といった因子の影響を推測することとしました。

結局この体験で、

【継続した測定】

【そこから得られる大量のデータの分析】

この双方にかける労力を最小限とし、モチベーションが低下しないようにすることが最も重要だということを学びま した。