時計を作ろう
■ バレルの製作
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バレルは真鍮円柱から旋削します。 |
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素材をケチらずにしっかりとチャッキングします。 |
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重錘を提げるステンレスワイヤーの巻き溝加工には、本来はワイヤー形状に合わせて先丸バイトを製作するの が本道なのでしょうが、作業時間がないのでネジ切り用の剣先バイトで代用してしまいました。 |
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溝のピッチは1.25mmです。 |
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出来上がりの様子です。 |
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■ ラチェットの製作
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ラチェットは3mmtの真鍮板から切り出します。 |
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まずはブランクを作る前にセンター穴とバレルに固定するネジ穴をあけておきます。 |
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センター穴はリーマー仕上げ、固定用のネジ穴はカウンターシンクで皿モミをします。 |
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バンドソーで切り取ってから旋盤で正面突っ切りで周囲を整えます。 |
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直径を設計値に仕上げ、 |
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バリを取るのですが、真鍮は粘りが酷くてバリ取りはいつも難儀します。 |
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そして、割出盤にくわえてフライス盤にセットします。 |
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歯切はアリ溝カッターを使いました。カッターの刃先角は60°、歯数は60Tです。 |
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せっかくなので、歯切りの動画を撮影しました。 |
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歯切全景 |
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歯切クローズアップ |
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切込が少ないので実に快適に切れます。 |
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切り終わった直後の様子です。 |
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■ 保持ラチェットの製作
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こちらも先のラチェットと同様です。 |
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スナップリングにバレルからのトルクを常時蓄勢するために、ラチェットはなるべく細かい方が理想的です。 |
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特に根拠レスですが今回は100Tにしました。要するに100回切るわけです。 |
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切り終えた直後です。 |
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この後、バリ取りをしてコハゼやスプリングを取り付ける穴をあけます。 |
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出来上がったバレルまわりの部品です。 |
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先程の巻上ラチェットとバレルにシャフトが固定されます。回転止めの溝を切りました。(左から二番目) |
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仮組みするとこんな姿になります。 |
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そして、バレルにワイヤー端を固定する部分の穴あけとワイヤー通しをします。 |
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バレルの工作は以上で完了です。 |
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