時計を作ろう
■ 歯の切り出し
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ブランクの切り出しと、軸受ブッシュの製作は歯車と同様に行ないます。 |
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すり割りフライス0.3mmt で切っていきます。 |
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谷の部分に1mmφの穴を開けて切り取りやすいよう配慮しました。 |
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仕上がりは上々です。 |
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次に、スポーク切りです。 |
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ガンギ車は回転・停止のサイクルを繰り返します。従って、慣性モーメントは小さい方が良いはずです。 |
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いかなる時計を見てもガンギ車は肉抜きしてあり、ソリッドディスクではありません。 |
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よってスポーク切りをしました。 |
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先ずはセンタードリルで目印になる穴開けをします。 |
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エンドミルで目印の穴を貫通させそのままスポーク部両サイドの直線部を切削します。 |
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リム部の円弧を切削します。 |
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ハブ側を円弧切削しますが、いきなり切り落とすと外れる瞬間にエンドミルに喰い込んで傷だらけになります。 |
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皮一枚残して止め、手でちぎり取ります。黄色矢印はツールパスです。 |
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(注) この写真は練習時の様子です。 |
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出来上がりです。 |
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フライス盤にDROが無いとかなり厳しい作業でした。 |
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満足のいく仕上がりです。 |
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磨きをかけるとこうなります。 |
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裏表両面をサンドペーパー#600から#4000へと段階的に上げて研ぎ、ピカールで磨き上げました。 |
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歯はプロフィールを崩すのが怖いので、プラ板にピカールを付けて磨きました。 |
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