時計を作ろう
目標とする掛時計のこと
これから製作に取り組む掛時計は
■■ 機 構 ■■
グレアム静止型脱進機
振子長 約１ｍ、周期 ２秒
重錘動力
■■ 精 度 ■■
月差 １０秒以内
【日差ではありません】
と、かなり大胆な目標スペックとしました。
お手本としたのは世界最高の掛時計メーカー「Erwin Sattler」が販売する「The Mechanica M1」です。
 
上記リンクで販売している「The Clock Book」に拠れば動力源は３ｋｇの重錘、月差+/-：３〜４秒とのことです。
オプションで気圧補償機構も販売されています。 因みにこの「The Clock Book」は極めて原理的で解りやすい資料で
あり、簡単に入手できますので一読をお勧めします。
オーディオの世界における真空管アンプと同様に、機械式時計は原理的には完成の域に達していると思います。
クオーツ時計、原子時計に取って代わられるまで天文台に設置されていた標準時計は振子時計でした。
Riefler天文時計、シンクロノーム電気時計ともなれば日差 1/50〜3/1000 秒を誇るものだったそうです。生半可なクオ
ーツ時計などでは全く追従できない精度です。
そこまでは望むべくもありませんが、高精度の振子時計を作ってみたいと妄想しています。
取り組むべき課題は山積です。 工作精度、温度補償、気圧補償．．．．
どこまでたどり着けるか未知数ですが、大胆かつ果敢に取り組みたいと思っています。
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